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地場不動産会社が創る まちのコミュニティ拠点



地場不動産会社が創る まちのコミュニティ拠点

賃貸住宅開発や管理、古民家再生、 まちづくり事業等を展開する(株)アンカ ー(群馬県桐生市、代表取締役社長: 川口貴志氏)は築80年の古民家を改装、 カフエ、レンタルスペース、パン教室 からなるコミユニテイ拠点「PLUS 十(プラス) アンカー」の運営を 2014年11月にスタートした。オー ナーから相談を受け、長年活用方法を 検討してきた同物件が桐生の中心市街 地に位置していること、200平方メートルと広 い建物で周囲に駐車場が確保できるこ となどから、同社が借り上げて運営す ることにしたものだ。コ不動産業を発 展させるためには、まずはまちを元気 にしなければならない。過疎化が進む このエリアで地域活性化をより加速さ せるためには、中心となる交流拠点が 必要と考えました」(川口氏)。自身も まちづくり活動に取り組む同物件所有 者の角田晃嗣氏は「壊すことまで検討 していた住宅が、まちづくりに活用さ れて嬉しい」と話す。

レンタルスペースは3室あり、英会話 や茶道、着付け教室などに利用されて いる。カフェスペースには同社女性スタ ッフがカフェスタッフとして常駐。貸し 切り利用も可能としており、プロを招 いた演奏会から家族の会合まで幅広い 用途で利用してもらっている。表通りに 面した1室は市内にある大正時代から 続く老舗パン屋「スタイルブレッド」に 賃貸、常時パン教室が開催されている。

元住宅ならではの落ち着いた空間や スタッフの気配りの良さが好評で、老 若男女問わず、1日当たり通常時で約 30人、イベント時などは約100人が 訪れる。リピーターも多い。来訪者か ら自然と不動産相談を受けることも多 く、具体的に話が進んだケースも少な くないという。「不動産会社に出向くほ どではないけれど、何かしら不動産関 係の悩みを抱えている方も多く、そう いった潜在的なニーズを引き出せる場 にもなっています」(PLUS十アンカ ー店長・二渡晴子氏)。また、元の建物 を生かし、あえてつくり込みすぎない 内装にしていることから、来訪者から 「こんなふうに自宅を改装したい」とい う声を掛けられることもあるなど、モ デルルーム的な役割も果たしている。

「当拠点を通じ地域の身近な不動産 会社として、より一層根付いていけれ ばと考えています」(川口氏)。