桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん 第4回 お稲荷さんは町立ての目印だった!
お稲荷さん信仰の歴史を調べてみた。お稲荷さんとはもともと穀物の神である。毎年の豊作を願う穀物の神が、なぜ荒れ地に縄入れした桐生新町の町立ての目印になるのか? インターネットで調べていたら、しめ縄メーカーである折橋商店(富...
お稲荷さん信仰の歴史を調べてみた。お稲荷さんとはもともと穀物の神である。毎年の豊作を願う穀物の神が、なぜ荒れ地に縄入れした桐生新町の町立ての目印になるのか? インターネットで調べていたら、しめ縄メーカーである折橋商店(富...
森村さんは歩いた。徹底した現地調査である。家にあった分厚い住宅地図を抱え、カメラを片手にお稲荷さんを探して現在の本町1丁目から6丁目、そして横山町、つまり旧桐生新町を1軒1軒、歩きに歩いた。 「お宅にお稲荷さんはありませ...
森村さんは1950年2月の生まれである。父・義太郎さんは自動車部品を仲卸しする金井自動車部品を営んでいた。母方の祖父・山太郎さんは元小学校教師で、「露花」の俳号を持つ文化人だった。森村さんはおじいちゃん子で、骨董を愛でる...
桐生市の中心街は本町通である。桐生天満宮から南にほぼ真っ直ぐ下り、総延長は約1.6㎞。かつては数多くの商店が軒を連ねる繁華街だった。 北から本町1丁目〜6丁目と続く。1丁目と2丁目の境界を道が西に走っており、いまは日蓮宗...