朝倉染布第11回 魔法の糸と撥水加工
身体の一部を隠すための水着ではなく、速く泳ぐための水着の研究は年を追って拍車がかかった。もっと速く泳げる水着を創り出せ! 激しい開発競争の中で見いだされたのが撥水加工だった。朝倉染布が一度は捨てようとまで考えた撥水加工技...
身体の一部を隠すための水着ではなく、速く泳ぐための水着の研究は年を追って拍車がかかった。もっと速く泳げる水着を創り出せ! 激しい開発競争の中で見いだされたのが撥水加工だった。朝倉染布が一度は捨てようとまで考えた撥水加工技...
競泳用水着に革命を起こした「初代レーザー・レーサー」だったが、寿命は長くなかった。 一言で言えば、結果が華々しすぎた。水着のあまりの性能に、記録を塗り替えるのは選手なのか、それとも水着が記録更新の主役なのかが曖昧になった...
すっかり回り道をした。しかし、急がば回れ。背景をご理解いただくには避けられない回り道だった。これでようやくにして、超撥水風呂敷「ながれ」に戻ることができる。 朝倉染布が「ながれ」を売り出したのは2006年のことである。 ...
壁にぶつかったからすごすごと引き返すのでは、前に進むことは出来ない。壁は乗り越えるためにある。 久保村さんを中心に社内で検討を繰り返した。せっかく始めた自販事業を軌道に乗せるにはどうすればいいか。浮かび上がってきたのが、...
勢いがついたものは、軽く押すだけで加速度がつく。 2009年、それまで「ながれ」をデザインしていた担当社員が退社した。デザイン担当がいなくなれば普通は困る。だが朝倉剛太郎社長はこれを好機に変えた。社内デザインをやめたので...