カテゴリー: 松井ニット物語
その1 かかってきた電話
「松井ニット技研様でしょうか。突然お電話して失礼します。実はお願いがあってお電話を差し上げているのですが、いまよろしいでしょうか?」 松井智司社長、敏夫専務の記憶によると、桐生市本町4丁目の松井ニット技研の事務室で電話が...
その2 訪れたバイヤー
話を元に戻す。 いま思い返せば、何とも要領を得ない会話だった。だが、松井ニット技研が多くの人の賞賛を受けるマフラーメーカーになる歴史は、この突然の電話から始まったといってよい。 しかし、敏夫専務はその美術館を知らなかった...
その3 ワンダフル!
智司社長の奥さんが入れたお茶を前に、訪れた3人の話はA近代美術館の説明から始まった。智司社長、敏夫専務の記憶によると、こんな話だった。 1929年に開館したA近代美術館は、近代芸術を世界中から幅広く集めて展示しています。...