桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん 第13回 山王一実神道の1

森村さんが自宅に「桐生山王一実研究所」の看板をかけたのは2014年1月のことだった。不死の道と桐生新町の謎の斜めの線。その解明に行き詰まった森村さんは、であれば、徳川家康の人生観、世界観までを知らねば、と考えた。そこに謎...

桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん 第12回 不死の道

森村さんはなんだかワクワクしていた。逸る心をなだめながら自宅に戻ると、桐生信用金庫に貰った関東の大きな地図を引っ張りだした。1mの長い物差しを取り出して久能山と日光の男体山を結ぶ線を引いてみた。久能山—富士山—世良田(太...

桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん 第10回 年表にまとめて整理した

頭の中の麻婆豆腐を何とかしなければならない。 「それでね、それまでに知ったことをなんとか整理してみようと思ったんです」 家康、天海、大久保長安、それに桐生に関する詳細な関連年表を作ったのである。資料として使ったのは ・桐...

桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん 第9回 セレンディピティ

森村さんの資料庫にはもう1つ、新聞の切り抜きが保存してあった。郷土史研究家の清水義男さんが連載していた「大間々町の民話」である。日付も紙名も書き込むのを忘れたから、いつ、どの新聞に掲載されたかは不明だ。 見出しは 天海僧...