本文とは別に、写真に添えられた記事が2つある。
スカルフライト最新作であるN-3A。ファー部分は本物のコヨーテを使用。サイズ：S・M・L（レディースS・M）価格：各3万9800円
B-15／3万9800円。襟は本物のムートン。インナーはアンデス高山地帯に住むアルパカの毛を贅沢に使用。表面がナイロン地のタイプもあり。全体的に細身で袖は長目に作られている。
（なお、価格は当時のものです＝筆者注）
「欲しい。どこで手に入るのか」
という電話が次々と入り始めた。「RIDERS N-3B」に突然羽が生えて天高く飛び立ち始めた。増産に次ぐ増産に嬉しい悲鳴を上げたのはいうまでもない。
どうやら、一匹の魚もいないとみんなが思い込んでいた水域に、二渡さんはたくさんの魚を呼び集めたらしい。
なお、お気づきかも知れないが、この記事は二渡さんの記憶とはやや食い違う。「RIDERS N-3B」がほとんど売れていなかったのに、「N-3A」や「B-15」を出していた？ 二渡さんに質してみた。
「あれ？ そうだったかなあ……」
過去を後生大事にするのは官僚や文人である。実業家の目はいつも未来に向けられている。二渡さんは実業家の典型であるらしい。
写真：「RIDERS N-3B」が初めて紹介された「VIBES」の2003年12月号
